北斗の拳 凄絶十番勝負

タイトルを見てわかるように、「北斗の拳」を題材にしたゲームボーイ用ソフトです。
ファミコンやプレイステーションなどのハードでゲーム化され、20タイトル以上発売されています。
バトル漫画なので、ゲーム化しやすいというのもあるのかもしれません。
アクション・RPG・格闘ゲームと、様々なジャンルでゲーム化されていますが、中には問題作もあるわけで・・・。
『北斗の拳 凄絶十番勝負』は、格闘ゲームとなるみたいです。



「ケンシロウ・ハート・シン・サウザー・ジャギ・ウイグル・ラオウ・ファルコ・ハン・ヒョウ・カイオウ」の11人の中からキャラクターを選択し、残る10人を相手に十番勝負を繰り広げるという内容になっています。
レイやトキがいないところを察するに、ケンシロウと戦ったライバルをチョイスしたというところでしょうか。



通信ケーブルを使用すれば対戦プレイも可能。
AボタンでパンチでBボタンでキック攻撃になります。
キャラによってはAボタンを押し続けてゲージ溜めた後にオーラや真空波などの飛び道具攻撃ができるキャラクターもいます。
攻撃ボタンを連打すると連打技が出るキャラも。



肝心のゲーム内容ですが、接近攻撃の当たり判定がイマイチおかしいく、当たり判定が先っぽにしか無く、非常に小さい。
格闘ゲームらしからず、防御の概念もありません。
なんとなく、FC版の「北斗の拳」のボス戦のようなアクションゲームです。
しかしながら、ハートとウイグルはジャンプとしゃがみができなくて、シン、ジャギ、サウザーは、Bボタンによるキック攻撃ありません。(^-^;)。
そんな感じなので、戦いは飛び道具の撃ちあいになってしまいます。
しかも主人公のケンシロウを差し置いて、ラオウ、ファルコ、ハン、ヒョウ、カイオウのオーラは縦2〜3列に飛び、サウザーのオーラに至っては3方向に飛ぶので非常に強力です。



ゲームボーイ初期の作品なので仕方がないですけど、キャラのグラフィックが似たり寄ったりなので誰が誰だか分かりません。
しかも、ラオウとカイオウのような一部のキャラは行動パターンまで同じなのはいただけないかと・・・。



コツとしては、弾持ちのキャラはコチラと同じ戦法を使ってくるので、相手が撃つタイミングの少し前で撃って…相手の攻撃を避ければいずれ勝つことができます。
ヒョウとハンとウイグル獄長がプレイアブルキャラで使えるのは珍しく、楽しみ方によっては暇つぶしにはなります。