T.M.N.T(ティーンエージミュータントニンジャタートルズ)

 

ゲームボーイの「タートルズ」シリーズの第一弾☆
アメリカの人気漫画タイトル「T.M.N.T(ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ)」を題材としたアクションゲームです。

 

 

ゲームボーイのアクションゲームの中でも、操作性も良く手軽に遊べる仕上がりになっています。
さすがは、コナミクオリティ!

 

 

オーソドックスな横スクロールアクションがですが、難易度はよほどゲームが苦手な人じゃなければ誰でもクリアできるレベルだと思います。
四匹の主人公の中から選択して、ステージを順にクリアしていく流れになります。

 

 

4匹のキャラクターは特徴もなく持ってる武器でしか区別できませんが、大きめのキャラクターをゲームボーイ操作するのは爽快でした。
必殺技などもなく・・・多少大雑把なつくりですが、ちゃんと仕掛けもあり雰囲気はでています。
ファミコン版も面白かったですけど、タートルズシリーズのゲームは丁寧に作られていた印象ですね。

 

 

ストーリーはファミコン版と同じで、謎の液体に触れ巨大化して言語を話せるようになったタートルズ達が、拾われ育ての親で師であるスプリンターに武術を教わります。ある日、人気レポーターのエイプリルと仲良くなったタートルズ達。
事件に巻き込まれシュレッダーにさらわれたエイプリルを助けにいくというものです。
原作の再現度は、よく感じられました。

 

 

当時はまだアメコミが日本では知名度がなくて、映画で公開された一部のヒーローだけがよく知られているという状況でした。
続編もリリースされ、他機種版もシリーズ化していたので、タートルズは日本でも知名度・人気が高かったと思われます。
映画の公開も、ゲームより後でしたので。

 

 

BGMは、お馴染みの曲からオリジナルのモノまでいい感じです♪
オープニングの曲が、凄く特徴的で、「タートルズ」の代名詞みたいな曲ですよね♪

 

二作目は難易度が上がり、三作目は探索型のアクションになるので、この一作目が一番簡単で遊びやすいです。
プレイ時間も、1時間ちょうどいいですし。

 

 

私の中では、スーパーマリオランドの次に購入してクリアした思い出の一本です。
ゲームボーイのアクションゲームを気軽に遊ぶには、うってつけのゲームではないでしょうか。

 

 

全5ステージで構成され、プレイするステージも自由に選ぶことが出来るのがうれしいです。
パスワードもバッテリーバックアップもなく、現在でも普通に遊べるのも魅力です☆

 

 

タートルズが扱う武器は東洋のものが多く、忍者という位置づけもあり、日本にインスパイアされた作品と言えます。
劇場版は、真面目でリーダーのレオナルドと短気で瞬間湯沸かし器の異名をもつラファエロを中心に話が進みますが、けっこう面白かったですよ。

 

 

レオナルド (二刀流の刀の使い手)
ラファエロ (二つのサイの使い手)
ドナテルロ (棒術の使い手)
ミケランジェロ (ヌンチャクの使い手)
ネズミのスプリンター先生は、今作では登場しません。

 

 


ダブルドラゴン

「双截龍(ダブルドラゴン)」(ゲームボーイ版)は、テクノスジャパンより1990年にゲームボーイ用ソフトとしてにリリースされた、ベルトスクロールアクションゲームです。
ゲームボーイ初のベルトゲーでありながら、多彩な技や表現を実現していました。

 

 

ブラックウォリアーズにさらわれた恋人のマリアンを救出するため、双截拳の使い手ビリー・リーが悪の巣窟に乗り込んでいくというストーリーです。
ファミコン版やアーケード版は、『ファイナルファイト』よりも先駆けたベルトスクロールアクションゲームの人気タイトルといえるでしょう!

 

 

Aボタンでキック、敵がかがんでキックなら旋風脚と必殺攻撃が出せる。
Bボタンでパンチで、連続3発コンボで敵がかがむので、その後パンチならアッパーを繰り出す。このコンビネーションが最強でしょう。

 

 

敵がかがんだ状態で、敵に向かってレバーを入力すると掴むことができる。
パンチでビリーの背後へと背負い投げ、キックなら膝蹴りを出す。
スキが生じるので、ボスや敵に囲まれた状態では使わない方がいいです。

 

 

AB同時押しで飛び蹴りとなります。コレを使わなければ進めないところも多々あります 。
便利な技ですが、着地後の隙が大きいので乱用は控えましょう。
最強といわれた肘うちは、敵にほぼ密着した状態でパンチをすると自動的に発動します。
リーチがウリだった肘うちのリーチが短くなり、使える場面が少なくなった印象も。

 

 

ダブルドラゴン1の移植で、GB版はレベル制が廃止されて全部の技が始めから使えるのでヒジ打ち連打や旋風脚なども序盤から使用可能になっています。
時間の概念もなくなりタイムアップはないので、少しずつ進んで敵も少しずつ出現させつつ進んでいけるようなりました。
ボスに対しては、奥手前にジグザグに移動して近づけば、攻撃されるスキをなくすことができます。
このゲームは回復アイテムがないので、必須のテクニックです!
1ミスするとステージ最初からなので、キツイんですよね・・。
あとはパンチのコンビネーションと、肘打ちをマスターして攻略しましょう!

 

 

相変わらずの難所がミッション3の洞窟です。
つららは、少しずつ進んで引き返せば問題なくなるレベルになりました。
問題は、落石です。後ろから落石が来たら、とにかく進んで段差の陰に隠れてやり過ごしてください。
次の難関が、溶岩を渡るための動く3つのリフトでしょう。落ちると溶岩に飲み込まれます。
一つ目は普通にジャンプすればいいのですが、変なジャンプの軌道になって落ちること必至。
二つ目以降はスクロールさせて、リフトのギリギリ端まで移動してから飛び移ること。
リフトが接触した瞬間にギリギリジャンプしないと落ちてしまいます。
なんとか行き着いた先に、崩れ落ちゆくる地盤でのアボボ戦です。
横スクロール面なので、軸ずらし移動ができないので、ジャンプキックを連発して何とかアボボの背面に回り込み、上手に攻撃を当てて地盤に落す戦法だと瞬殺できます。

 

 

お分かりでしょうが、このゲームは障害物や落下での罠で死ぬことがほとんどなのです。
そして、ファミコン版やアーケード版でお馴染みの地獄の最終ステージは運の要素も絡みます。
ゲームセンターCXの有野課長も、ずいぶん苦しめられましたよね。
最初の難関、不安定な足場を進むとドアが開き、ビリーが吸い込まれるトラップがあります! 吸い込まれたら、ビリーは串刺しになり一撃死です!
ここは肘打ちをうまく活用しましょう!
問題は、ランダムで突き出る壁のトラップです。
当たれば深刻なダメージを受けるのですが、規則性はなく完全に運頼みです。
見てからよけることは不可能なので、ヘタにタイミングを見切るよりも突っ切った方がいいです!

 

 

先を進みザコと3人のチンを撃破すると、ラスボスのウィリーが控えています!
ファミコン版では機関銃を乱射してくる難敵で、肘うちがないと苦労しましたが・・・今作では軸ずらしで簡単に倒せます。(笑)
掴みや旋風脚は使わずに、パンチ連打のアッパーで倒しましょう!

 

 

今作は、ザコの数が少なく・・・何といってもタイムオーバーを気にすることがありません!
おまけに、裏ボスのジミー戦もないのでファミコン版より楽な印象でした。

 

 

ファミコン版は、バーチャルコンソール・Nintendo Switch Onlineでも配信され、ゲームセンターCXでも人気の回でした。
ゲームボーイ版もなかなかのクオリティで遊びやすく、よくできた良作だと思います。


高橋名人の冒険島2

 

 

 

 

 

私の小学生時代、テレビやコロコロコミックの漫画にもなった高橋名人はヒーローでした!
ユニークなキャラと16連射という衝撃的な得意技で、当時の子供達は夢中になったものです。
今でいう、ヒカキンみたいな感じでした。

 

 

そんな大人気だった高橋名人が、自らが働くハドソンからゲーム化されたのです。
所さん・ビートたけし・明石家さんま、有名人や芸能人を使ったゲームソフトは当たり前のようにありましたけど、そのほとんどのゲームは叩き割りたい超絶レベルのクソゲーだったのですが、ワンダーボーイというゲームの主人公を高橋名人に置き換えたのが高橋名人の冒険島というゲームです。
その一作目は、「魔界村」や「忍者龍剣伝」と並ぶ鬼畜な超難易度のゲームで、「ゲームセンターCX」でも取り上げられ、有野課長もギブアップしたほどです。

 

 

二作目にあたる今作は、ファミコン版の同タイトルをゲームボーイに移植したもので、一作目に比べるとかなりマイルドな難易度だと思います。
音楽も、そのままです。
恐竜が仲間になったり、ワールドマップも取り入れられて、何となく「スーパーマリオ」を意識した作りになってますよね。(ファミコン版発売時には、ちょうどスーパーファミコンが勢いをつけていた時期でした。)
アニメからゲーム化されたファミコンで発売された「Bugってハニー」というゲームもあるんですけど、本来はコチラが2作目にあたるのですがナンバリングタイトルとはなっていません。
まぁ、いちいちパズルゲームがあったり純粋なアクションゲームではなかったので。(^ー^;)

 

すとーりーは、悪の侵略者ベルゼバフにさらわれた恋人のティナを助け出すため、洞窟、砂漠、火山、氷河などの多彩な島々で構成される「アドベンチャーアイランド」を高橋名人が駆け巡る・・・という感じです。

 

 

ゲームバランスはゲームボーイの画面の大きさに合わせて再調整されているのですが、ゲームボーイの画面サイズに合わせてシステムが作られているわけではないので、ファミコン版をプレイしたことがある人は、少し違和感を感じるかもしれません。
でも、ゲームバランスはゲームボーイの画面の大きさに合わせて再調整されているのでゲームボーイのソフトとして良質なアクションゲームだと思いました。

 

 

難易度は下がっていますが基本的なシステムは変わってないですし、それに加えて「スーパーマリオ」のヨッシーのパクリみたいな恐竜が追加されていたり、ステージ開始前にアイテムをストックして持てたりと、前作から格段に遊びやすくなっているので、アクションゲームとしてストレスなく遊べる内容となっています。

 

 

ファミコン版との主な変更は、ステージが分岐できなくなっています。これにより、削除されたステージが存在し、ステージ数が減らされました。
ファミコン版の難易度が高いと感じたのか、全体的に簡単になっている印象です。
名人のジャンプ力を上げるといった性能を強化したり、画面サイズを考慮して敵の配置や地形を見直したり、移動速度も落としています。

 

 

気になったのが、各ステージのボスキャラの脆弱さでしょうか。
恐竜に乗っていれば楽勝で倒せるし、名人だけでもパターンを読んで簡単に攻略できます。
ファミコン版のボスが、ミスすると取り逃がして移動するという面倒な仕様だったのでよくはなったのですが・・。
まぁ、このシリーズのボス戦は、そこまで苦戦しないですけど・・・。

 

 

ゲーム内容は、時間の経過で「バイタリティ」が減っていくので、それまでにステージのゴールにたどり着くのが目的となります。
途中で、果物やミルクを取ることでバイタリティは回復します。
各島は複数のステージで構成されていて、最終ステージにはその島のボスが待ち受けています。
バイタリティがなくなったり、敵の攻撃を受ける・トラップに引っかかる・海や穴に落下するととミスとなり、ステージの最初からやり直しとなります。(スケボー乗用時は、敵の攻撃を受けてもスケボーが消滅するだけでミスにはなりません)。

 

 

何も持ってない状態では、敵の攻撃を避けるしか術がありません。
ですが、地面にある卵を転がすか割ることで、中から武器の「石斧」や移動アイテムの「スケボー」などが手に入ります。
また、卵から出てきたトランプのスペード、ハート、ダイヤ、クローバーのカードを取ると、各々の恐竜が出てきます。
敵を攻撃したり、フルーツを取ったりすると得点が入り、一定値まで溜まると残機数が1増えます。

 

 

スペードで出てくる「赤チラノ」は溶岩の中でも移動可能で、岩石をも破壊する火炎を吐いて攻撃します。攻撃時のスキがなく、使いやすいです。
ハートで出てくる「青チラノ」(ゲームボーイだと白)は、氷の上でも滑らないで移動ができて、岩をも破壊する電撃を出して攻撃します。
ダイヤで出てくる「ノッシー」は、攻撃手段こそありませんが、水中で自由に、素早く移動できます。地上では・・・。
クローバーで出てくる「プテラ」は、空中を飛んでグングン移動することができます。クセのある投石で攻撃します。

 

もちろん恐竜なしでも普通にクリアはできますけど、それぞれが得意なステージで使ってやると、有利に展開できるので簡単にゴールまでいけます。
一回でも敵の攻撃を喰らうかノッシー以外の恐竜が水中に入ると、消滅します。

 

 

ハドソンのゲームではお馴染みの、ステージ途中には至る所に隠し卵なるものがあって、斧で攻撃して音がする個所に隠れています。
その場所でジャンプすると、隠し卵が出現して、ボーナスステージに行けたり、残機アップやアイテムをくれたりする巨大な恐竜の隠し部屋や次の島へワープできる部屋へ行けたりします♪

 

 

アクションゲームとしては、易しい難易度だと思います。慣れてくると、ワープを使えば1時間くらいでクリアできます。
辛口なレビューもあるみたいですけど、ゲームボーイのアクションゲームとしては比較的良い出来だと思いましたので、未プレイなら遊んでみてもいいと思います。
やっぱり、ゲームはクリアできないと。
ファミコン版で挫折した人は、ぜひゲームボーイ版でリベンジするといいかもしれません。

 

 

3DSのバーチャルコンソール版もありますし、ゲームボーイソフトも中古で安価で手に入ると思います。