魁!!男塾 冥凰島決戦

 

 

 

 

人気漫画で知られる『魁!!男塾』をゲーム化し、1990年8月4日にユタカから発売されたゲームボーイ用のゲームソフトです。
桃と伊達との驚邏大四凶殺編の闘いから始まり、主な舞台は原作の「天挑五輪大武會編」になっています。
ジャンルは、いちおう対戦格闘ゲームらしいです。
ファミコン版は純粋なアクションゲームでした。

 

 

 

『魁!!男塾』は、アニメ自体は放映期間が短かかったので、一般的には馴染みのない作品なのですが、少年ジャンプの漫画連載の方の人気が高かったこともあり、「アメトーク」でも男塾!芸人として取り上げられるくらいマニアの間では今なお多くの人の心に残る名作になっています。

 

 

メインである「天挑五輪モード」や「孤独なヒーローモード」では体力がダメージを受けて減少した状態で勝利しても、体力が回復しないので次のステージに持ち越しになるというハードなシステムになっています。
ピンチなると、ランダムで回復できる要素はあるのですが・・・あてになりません。
そのため、非常に難易度は高いです。
「ファラオ・スフィンクス」→「梁山泊十六傑」→「冥凰島十六士」と対決していく展開になります。

 

 

登場キャラクターは、「剣桃太郎」、「伊達」、「邪鬼」、「ジェセル」、「双傑」、「白鳳」、「山艶」、「セティ」、「ファラオ」、「スパルタカス」、「紫蘭」、「藤堂豪毅」、「藤堂兵衛」、「江田島平八」が使用可能。
各キャラが特有の武器や拳を駆使してきますが、キャラの性能の差は攻撃力とリーチのみです。

 

 

攻撃力には差があり、「2撃で1〜2ゲージ」のダメージだったり「1撃で2ゲージ」の威力だったりします。
前者は蒼傑やセティなどの飛び道具持ち、後者は邪鬼やスパルタカス等のパワーキャラ。

 

 

格闘ゲームとなっていますけど、どちらかというとアクションゲームの感覚に近いと思います。
技も少なく、投げ技や防御の概念も存在しません。

 

 

十字キーで移動。Aボタンでジャンプ、Bボタンで攻撃。
LゲージとPゲージが存在する。敵に近付いたり、敵にダメージを与えたりするとPゲージが増えていき、一定まで達すると↑キーとBボタンで必殺技が使用可能になります。
ただ、ゲージを溜めるのにあまり意識しないほうがいいかもしれません。
必殺技は防がれることもありますが、技の威力は貯めたゲージの量に比例するので満タンの時に使うと相手を瞬殺できます。

 

 

上記の点から、プレイヤーが出来る事は攻撃とジャンプと移動のみなので、攻撃をガードする事ができません。したがって、攻撃はひたすら避けるしかないので、ピョンピョン跳びながら隙をついてのヒット&アウェイしかありません。

 

 

それぞれのチームごとに3人ずつの計15人のキャラクターが使えますが、キャラクターの強さはほぼリーチの長さに比例するといっても過言ではありません。
ハッキリ言うと、飛び道具を使うキャラは強く素手のキャラは不利なのです。
原作では圧倒的に強かったキャラが、見る影も無くなるほどなるほど弱くなってたりします。中には二回倒さないと倒した事にならないキャラもいるので、キャラ性能の差がスゴイでます。

 

 

天桃五輪モードは一番最初に戦う「ファラオスフィンクス」が事実上の最強チームなので注意しましょう!
最強の強さを誇るセティを擁し、他二人は正体を見破る前後の二戦あるので序盤から厳しいのです。(^-^;)
「冥王島十六士」は、伊達・伊達・桃のゴリ押しで戦っても、以外に苦戦しませんでした。
それくらい、武器性能とリーチに差があるゲームなのです。

 

 

原作では伊達にいとも簡単に倒された「セティ」は、シャボン玉の飛び道具が武器であり、ゲーム中最強クラスと言えるでしょう。
一方で男塾チームは、近〜中距離に攻撃判定があって割と使いやすい桃は別としても、槍を使うためにリーチが長いと思われる伊達は、実は攻撃判定が槍の先端にしか無いため非常に使いづらい(決勝戦では意外と使えます)。
邪鬼に至っては、素手で戦うのでリーチが短く非常に使いづらく、原作で誇っていたような強さは全くありません。

 

 

コンピューターの動きには独特のクセがあるので、特徴を掴んで利用すれば簡単に倒す事も出来ます。
コツは、間合いをつめて基本的にハメ殺し、必殺技はスグに使い切ってしまうことです。

 

 

ひと昔前のゲームボーイ時代なので、どこでもセーブができないのでリプレイを繰り返し、まさに男塾!みたいな理不尽な戦いを制して、どうにか無事にクリアすることができました!・・・と思いきや、最後の最後になって、まさかの塾長「江田島平八」と「藤堂兵衛」のバトルになるのです!
主人公の桃を差し置いて、江田島で勝つか負けるかで最終結果が出てしまうんですね。
さすが、原作どおりの滅茶苦茶な展開です!

 

 

まぁ、原作の最終回もスポーツ対決や普通にヤクザの事務所に殴り込むという驚愕な展開でしたけど。(笑)
でも、新しくしっかりした内容のゲームにすれば面白いと思うのですが・・・。
桃の飛翔鶴垂剣見たいなぁ〜。

 

 

なかなかネタのようなゲームですが、ゲームボーイでありながらデモシーンや必殺技のカットインのクオリティは高かったと思います。
桃や明石達の子供が活躍する『暁!男塾』も面白いので、コチラもゲーム化されないかなぁ〜。

 

 

 


スーパーマリオランド

画面は白黒とはいえ、ファミコンのようなソフトを交換できるゲーム機を携帯して遊べる『ゲームボーイ』は、世界に衝撃を与えました。

 

 

「スーパーマリオランド」は、初代ゲームボーイのローンチタイトルで、横スクロールアクションゲームです。
ファミコン版のスーパーマリオさながらのプレイ感覚は、ゲームウォッチとかと比べても次元の違うクオリティだったのです。

 

 

グラフィックは、スーパーマリオブラザーズに似たような感じですが、いくつか異なる部分があります。
舞台はキノコ王国ではなく、サラサ・ランドに。
なので、お馴染みのピーチ姫やクッパなどのキャラクターは登場しません。

 

 

スマブラやマリオテニスでは常連の「デイジー」が初登場します。
宇宙怪人タタンガに拐われたデイジー姫を救出するというのが、今作の目的となるのです。

 

 

右方向スクロールのアクションゲームで、各ワールドは3つのエリアに分かれていて、3つ目のエリアには、ワールドのボスキャラがいます。
ボスのうしろにあるゲート前のスイッチを踏むとゲートが開き、次のワールドへ進めむことができます。

 

 

ファミコン版スーパーマリオと同様に、
1ブロック空きの所では、Bダッシュで走ると落っこちません。
宝の部屋に通じる土管もあるので、色んな土管の上に乗ってボタンを下に入れてみましょう。
何もない所をたたいてみると、思わぬ所からコインが出たり、1UPのハートが出たりします♪
スターを取ると、敵に当たってもミスにならず無敵状態になります☆

 

 

特徴として、マリオがキノコを食べたら大きくなるスーパーマリオになり、フラワーを取ったらファイアーマリオではなく、スーパーボールマリオになります。
スーパーボールは、下に跳ねて当たった所から反射していきます。攻撃にもなるし、コインに当たり判定があるので、配置によってはスーパーボールじゃないと取れないコインもあります。

 

 

 

 

 

水中ステージでは泳ぐのではなく、潜水艇に乗っての移動になります。Bボタンでミサイルが発射できるので、まんまシューティングゲームとなります。

 

 

普通に泳ぐよりも縦横無尽に移動できるので楽です♪
通常と同じで、キノコで大きくなり敵に当たると小さくなります。

 

 

 

避けるよりミサイルで攻撃できたのも嬉しいです。

 

 

最終ステージも、空中で飛空艇を乗ってのシューティングになります。
そのままラスボス戦に突入するので、武器なしで避けるという状況ではないせいか、そんなに難しくありません。

 

 

ゲームボーイ本体の画面が小さく、操作時に腕ごと動かすので、最初は戸惑いますけれど・・慣れてくると全体的に丁度いい難易度なのでサクサク進めます。
当時のローンチタイトルに、これほどの完成度のゲームをリリースしたのですから、さすがは任天堂ですね!

 

 

キョンシーらしき敵キャラを見ると時代を感じますが、あの小さな画面でしっかりスーパーマリオで遊べたので・・よく出来たゲームだと思います。

 

 

まさに、スマホゲームの原点とも言えるようなゲームではないでしょうか。

 

 

裏技として、得点が100,000点ごとに、1回ずつコンティニューが増えます。
100,000点以上とるとタイトル画面にコンティニュー表示が出るので、セレクトボタンでキノコカーソルが動き、最初からやりたい時は、カーソルをコンティニュー表示に合わせて、スタートボタンを押します。

 

 

タタンガを倒して、みごとデイジー姫を救い出し、エンディングのあとにボタンを押すと、タイトル画面のキノコカーソルがマリオカーソルに変わり、敵がいっぱいの裏ワールドが始まります。

 

 


スパルタンX

1990年12月11日に、リメイク作品としてアイレムからゲームボーイ版『スパルタンX』が発売されました。

 

 

大スターのジャッキー・チェン主演の同名映画『スパルタンX』(1984年)を題材にしている、横スクロールアクションゲームです。
主人公の名前が「トーマス」なのはオリジナルのゲームと同様ですが、ストーリーは「Mr.Xからシルビアを救出する」から「謎の富豪ザップ・モーガンの野望を阻止する」に変更されました。
一世風靡したファミコン版とは雰囲気が違いますけど、10分弱でクリア可能なので遊びやすくなっています。
難易度はイージーとハードが選べます。

 

 

Aボタン  パンチ 技のスピードが速い
Bボタン  キック 技の破壊力が大きい

 

Bボタンを押しながら、十字キー上で回転キック。

 

 

シンプルな操作で敵をバッタバッタと倒していく爽快さがウリで、暇つぶしにもってこいでしょう。
ステージが短いので気軽に再挑戦できるので、何度もプレイすれば誰でも攻略できる難易度だと思います。
この手軽さがゲームボーイと相性いいと思います。