ゼビウス ファミコンミニ

様々な機種に移植されていて、80年代中期を代表するナムコの代表的なシューティングゲーム。
ファミコン版のゼビウスそのままの移植で、当時の裏技にも使えるように対応してます。
移植の関係上、アーケード 版に存在した地上絵のカット、アンドアジェネシスが地上に張り付いているが、同時期のパソコン版と違いスクロールは滑らかで非常に遊びやすく、初めて隠しコマンドも実装しました。ファミコンの認知度と有用性を知らしめ、本体の売り上げに貢献した初期を代表する大ヒット作となっています。

 

 

ストーリー


古代地球人が作り上げた生体コンピューター「ガンプ」。
ガンプは「人類の恒久的な繁栄のために力を尽くす」という目的で作られたのだが、いつの頃からかガンプには自我が芽生え、「自らが人類を管理下に置くことによってのみ、人類の恒久的な繁栄はもたらされる」と考えるようになり、そのための計画を実行に移した。
ガンプは観測された気象データから地球に氷河期が到来することを知り、それを利用して地球から離れた6つの惑星へ人類とガンプのレプリカを移住させる計画を立てた。
これには「構造的に成長できなくなったガンプが、後にESP(作中では「ドークト」と呼ばれる)を利用して再統合および能力の拡大をはかること」と、「人類を自らに従う者とそうでない者とでふるいにかけ、地球に残った「不適合者」は氷河期を利用して排除する」という2つの目的があった。
不適合者は愚かにも地球のガンプを破壊したものの、レプリカ達のESP攻撃により氷河期を迎えることなく全滅した(と思われていた)。

 

ガンプ誕生から約1万6千年後。
計画は最終段階に達し、あとは地球上で再び再生を果たすことのみ、と思われていたのだが…ここに大きな誤算が生じた。
地球に不適合者が生き残っていたのである。
ガンプはレプリカの一体が移住を果たした「惑星ゼビウス」から軍隊を差し向けるが、抵抗は激しかった。
しかも彼らはガンプに対する知識やゼビウス軍の技術をどこからか入手しており、それを利用して作られたと思われる最新鋭戦闘機「ソルバルウ」はもっとも手を焼く難敵であった。

 

2012年、南米ペルー。
かつてガンプが生まれた都市「ビューアム」が存在したこの地域にて、地球軍とゼビウス軍は一進一退の激戦を繰り広げていた…。

 


 

 

自機「ソルバルウ」は2つの武装を有していて、対空ショット「ザッパー」と対地ショット「ブラスター」を使い分けて敵を狙い撃ちます。
通常は見えないのですが、ソルはロックオンサイトを合わせると赤く光るため索敵が可能になり、「ソル」「スペシャルフラッグ」などの隠しキャラクターが存在し、隠し要素のあるゲームのハシリでもありました。

 

 

ハイスコアをセーブする機能があるため、電源を切ったらハイスコアが消去されていたファミコン当時と比べて、便利な機能があります。スリープ機能もあるので長時間の断続的なプレイも可能に。
当時としてのシステム面の新要素はもちろん、ゲーム上では明示されることのない世界観とストーリーの奥深さを打ち出して下敷きとしたことで、ゲームそのものに奥行きと奥深さを持たせたシューティングゲームに革命を起こした名作です。
今プレイすると、さすがにシンプルで地味に感じますけど 、良くできたゲームだと感じることができるでしょう。
懐かしく思った方には、もう一度プレイすると再び熱くなれることだと思います。