ワリオランドアドバンス -ヨーキのお宝-

2001年に任天堂よりリリースされたゲームボーイアドバンス専用横スクロールアクションゲーム。
ワリオランドシリーズ第5作目。
ワリオランドシリーズ初のGBA作品で、GBAで初めてボーカル入りの曲を収録したソフト。
前作までとは異なり不死身ではなくライフ制を採用していて、敵の攻撃を受けるとダメージを受けて体力が0になるとステージから追い出されるシステム。

残機制ではないので死亡あつかいにはならず、トゲなどの攻撃手段のない敵に触れても多少はじかれるだけでダメージもうけません。
ただし、前作までと同様にワリオには「リアクション」の概念があり、敵の攻撃によっては状態や行動が変化します(リアクション攻撃でダメージは受けない)。

全6エリア構成。
最初のエリアと最後のエリアは1ステージ、他のエリアは4ステージずつで合計18のステージ。
ステージに突入すると同時にスタート地点のゲートが閉じてポーズメニューのギブアップ以外では戻ることができなくなります。
脱出するためにはステージ内のどこかにあるカエルスイッチを押して、スタート地点に出現する出口まで戻らなければなりません。
しかし、押した瞬間に地獄のカウントダウンがスタート
時間切れになるとコインが飛ぶように失われてゆき、0枚になると体力0同様にステージを追い出されるシステム。
ただゴールすると扉は開かないが、ステージのどこかにいるカギのはしを捕まえてゴールすることで次のステージへ行けるように。
一度カギのはしを見つけてゴールすれば、カギのはしは消え扉は開きっぱなしに。

 

 

また、ワリオランドシリーズでは初の難易度設定も可能
難易度は「ふつう」「むずかしい」が設定できて、「むずかしい」で全てのお宝を集めてクリアすることで最高難易度の「ゲキむず」が開放されます。
敵の挙動やステージの大まかな構成は変わらないものの、それぞれの難易度によってカエルスイッチや4つの宝石、カギのはしの場所が変わるほか、難易度が上昇する毎にカエルスイッチやボス戦の制限時間が短くなる。

 

追加要素として、突進して強力な頭突きをする「ダッシュアタック」、高速で地面に激突する「スーパーヒップアタック」が新たに追加。
ハードがGBAに変わって高難易度の変更やCD集め、スコア稼ぎなど前作にはなかった新たなやり込み要素が追加され、楽しみ方の幅が広がりました。
本作はワリオシリーズの世界観を大幅に変えるものとなったといえるでしょう。