ロックマン エグゼ
ロックマンエグゼシリーズの第1作目。
ゲームのタイトルは「バトルネットワーク ロックマンエグゼ」
2001年3月21日発売。
ロックマンシリーズではロボット工学が発展しているのに対して、『ロックマンエグゼ』の世界ではネットワーク工学が発達しているという設定です。
ロックマンの本家シリーズとは登場キャラクターや世界観、設定が異なっています。
本家ロックマン〜ロックマンDASHまでのキャラクターが設定を変えて登場(時系列は繋がらない)。
時系列的に続編となるのは流星のロックマンシリーズとなります。
ゲームボーイアドバンスの発売初期から末期まで、毎年ソフトが発売され続けた人気シリーズ。
自分と相手それぞれ3×3のバトルフィールド、バスターに加えて「バトルチップ」と呼ばれる武器を使用した戦闘が特徴で、それまでのロックマンシリーズとは一線を画する仕様でした。
シリーズの特徴として、通信対戦や通信交換などの要素も含まれるでしょう。
クリア後のやりこみ要素も非常に充実しており、クリアしてからが本番といわれています。
それまでのシリーズとは趣向こそ違えど独自の魅力を兼ね備えたゲームシステムは好評を博し、全国大会も開かれるほどの盛り上がりを見せたほど。
アニメや漫画など、メディアミックスも積極的に行われ、ドストライク世代にとって印象深い存在となっていることでしょう。
シリーズは6で完結したものの、今でも根強い人気を誇り、新作を望む声も多いゲームボーイアドバンスを代表する名作。
2023年4月14日に、「ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション」が発売されました☆彡
対応機種はNintendo Switch,PlayStation4,PC(Steam)。
バトルネットワーク ロックマンエグゼ2
続編の第2作。
2001年12月14日発売。
高難度タイトルとしておなじみの『ロックマン』シリーズから派生した作品ですが、世界観やシステムなどは本作独自のものとなっています。
今作の新システムの一つとして「スタイルチェンジ」が挙げられます。
プレイヤーの戦い方によって、ロックマンが「ガッツスタイル」「カスタムスタイル」「ブラザースタイル」「シールドスタイル」のどれかにチェンジ可能。
ある条件を満たすとロックマンの力を最大限に引き出した「サイトスタイル」が発現します。
アスタリスクコードのチップやマグネット、マグマ等の特殊パネル、移動中に使えるサブチップ等、現在では定番となっているものが採用されたのも今作から。
インターネットの世界が“電脳世界”として存在し、ロックマンを介して自由に行き来できるところが斬新でした。
現実世界でもインターネットが普及しはじめたころということもあって、ネットを介して何でもできてしまう世界に憧れていた子供も多かったです。
また、「エスケープ」チップ無しで逃走可能、マップ名や敵ウイルスの名前が表示されるようになった等、前作からの改善点も多いです。
スタイルの通信交換ができるがスタイル融合バグがあるため注意する必要。
以降シリーズ化し、多数の続編や外伝的作品が作られていくことになります。
バトルネットワーク ロックマンエグゼ3/BLACK
第3作。2002年12月6日発売。
BLACKは2003年3月28日に発売。
本作から「ナビカスタマイザー」が登場し、自由にロックマンを強化できるようになっています。
これにより、前作では不可能だったHP1000越えも可能。
また、スタイルチェンジの数が増え、無印版では「グランドスタイル」、BLACK版では「シャドースタイル」、両作共通で「バグスタイル」が発現します。
その他、「ナビチップとそれ以外」だった大雑把なチップ区分が大幅に見直され、性能に応じ「スタンダード」「メガクラス」「ギガクラス」にそれぞれ細かく分類され投入枚数が制限されるように。
ナビチップは基本的にメガクラスで、一部の強力なものはギガクラスとなりました。
ロックマンエグゼ4 トーナメント レッドサン/ トーナメント ブルームーン
第4作。2003年12月12日同時発売。
この作品から従来と比べ、大きく変更された箇所が特に多いです。
ADDシステム、カウンターバグGETシステム、ショックウェーブ系チップ、スタイルチェンジなどが廃止。
その代わりにココロウィンドウ、ソウルユニゾン、ダークチップ、カウンターでチップ攻撃2倍など、斬新なシステムが4の特徴となります。
「ソウルユニゾン」システムが導入された。
ソウルユニゾンするとロックマンは他のナビと似た姿になり、それぞれ異なった特殊能力を使用することができる。
ソウルユニゾンはバージョンごとに6つあり、バージョンによってユニゾンできるスタイルが違います。
チップに属性が付くようになり、特定のチップを生贄に捧げることで共鳴したことのあるナビとソウルユニゾンできるように。
この作品のみ周回制が導入されているが、全て楽しむ為には最低3周必要。
4.5 リアルオペレーションは、2004年8月6日発売。
主人公は熱斗ではなくプレイヤー自身となっていて、ロックマンや他のナビを操作することに。
バトルは全てAIで行われ、バトルチップゲートを使い実際にバトルチップをスロットインすることもできます。
全要素を遊ぶにはバトルチップゲートの使用が前提のため注意。
時計機能が内蔵されているため、ゲーム内の時間と現実の時間はリアルタイムで同時進行し、曜日によって発生するイベントも存在します。
ロックマンエグゼ5 チーム オブ ブルース/チーム オブ カーネル
2004年12月9日(カーネル版は2005年2月24日)発売。
4に引き続きソウルユニゾンが使える。ユニゾンするナビは4と異なります。
本作の特徴として、チームを組んで戦闘する「リベレートミッション」が挙げられます。
チームのナビ(ロックマン以外も)を操作しエリア内のダークパネルを「リベレート」して進み、ボスを倒して支配された地域を開放するのが目的(ターン制)。
目標ターンより早く解放すると報酬が豪華に。
また、新たに「カオスユニゾン」が登場。
ダークチップをソウルユニゾンの生贄にすることで変身。
チャージショットがダークチップに変化して連続使用でき、体力が1低下するデメリットも受けません。
ただしチャージに失敗すると敵陣にダークロックマンが召喚されてカオスユニゾンも解けてしまいます。
ロックマンエグゼ6 電脳獣グレイガ/電脳獣ファルザー
2005年11月23日発売。
シリーズとしては最終作でありストーリーも完結を迎えます。
ソウルユニゾンが廃止され、新たに「獣化」と「クロスシステム」が導入されました。
前者はロックマンが獣の姿となりグレイガ及びファルザーの力を使用し、後者は「リンクナビ」と呼ばれるナビの能力を使用すします。
クロスシステムはソウルユニゾンと違って時間制限はありません。
その他、メガクラスがナビチップのみとなったかわりにチップ容量ごとにフォルダに入れられる上限が設定され、以前より細かい区分けがなされるようになった。
設定しておくと必ず2枚セットでカスタム画面に登場する「タッグチップシステム」も新たに追加。
また、4属性以外にも系統別に弱点が設定され、これまではソウルユニゾンのための区分けでしかなかった系統に戦略的な意味が付加されました。